看護師のための褥瘡予防【褥瘡の基本を学んで予防しよう!】

寝たきりの方や高齢者が、仙骨(おしり)や踵部(かかと)が赤くなったり、ただれてしまったりということが、医療・介護の現場で見受けられることがあります。

一度褥瘡ができてしまうと治癒するまでにはかなりの期間が必要となってきます。

また、褥瘡になってしまうことで感染症を起こしてしまう可能性もあり、悪循環につながってしまいます。

BOO

えー!それは大変だ!褥瘡にならないようにしなくてはいけないね。
そうだね、褥瘡は床ずれとも言いとても危険なものなんだ。

だからならないようにすることが大切なんだよ。

YAGI

BOO

そもそも褥瘡はどうしてできるのかな。

僕たちでも防ぐ方法はあるのかな?

いい質問だね、今回は褥瘡の原因や予防方法について勉強していこう!

YAGI

 

褥瘡とは

褥瘡の定義

褥瘡は次のように定義されています。

「身体に加わった外力は骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させる。 この状況が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥り褥瘡となる」

出典:日本褥瘡学会,2005

 

つまり、

同じ姿勢で長時間いると、身体の一部が骨と外力によって持続的に圧迫されます。

すると、圧迫された部分に血液が通わなくなり組織に障害が起きてしまいます

このような状態が褥瘡です。

BOO

高齢者や寝たきりの人がなりやすいのは、寝返りをするのが難しくて同一部位に持続的圧迫がかかってしまうからなんだね
その通り!

ただ高齢者や寝たきりの人だけじゃないぞ、認知症や麻痺がある人も注意する必要があるんだ。

YAGI

 

褥瘡好発部位はどこ

先ほども述べたとおり、

褥瘡は持続的な身体への圧迫が原因となりますが、その中でも皮下組織が少なく骨突出している部分が発生しやすいです。

仰向けだと仙骨部が一番なりやすいんだよ。そのほかにも踵部肩甲骨部後頭部があげられるよ。

また、それぞれの体位で褥瘡ができやすい部位があるから気をつけようね。

YAGI

 

出典:看護roo!:褥瘡が骨の出ている部分にできやすいのはなぜ?

 

褥瘡はこうやって予防する

基本の体位と体位変換を知る

初歩的ですが、1番大切な予防方法が褥瘡好発部位への圧迫を避け、適時体位変換をすることです。

体位としては骨の突出がない広い面積のお尻の筋肉で体重を受けることができる『30度側臥位』です。

この体位をとるときにはクッションなどを活用して、できるだけ広い接触面積を保てるようにしよう。

YAGI

MEMO
患者さんの体重や体格など個人差があるため、あくまでも30度は目安です

 

体位変換については、基本的に2時間を超えない範囲で行うと良いとされています。

BOO

実際の医療現場でも、定時で体位変換を確実に行えるように表を作っていたりするのを見かけるね。!

 

衣服やシーツのシワをなくそう

衣服やシーツのシワからくる圧力の偏りによっても褥瘡が起こってしまいます。

特に、高齢者の肌は非常にデリケートですぐに皮膚に発赤ができてしまいます。

BOO

ちょっとしたことでも褥瘡の原因になってしまうんだね!
体位変換をするときは、シーツがシワになっていないか確認しようね。

YAGI

 

体圧分散用具を活用しよう

体圧分散用具は身体の突出部の圧力を軽減させ、褥瘡発生率を低くするものになります。

BOO

例えば、クッションとかだよね。
用具はたくさんあるんだ。

その人が自力でどのくらい動けるのか、皮膚の状態、骨の突出具合などを考慮して選ぶといいね。

YAGI

 

まとめ

褥瘡の原因や予防方法についてはもっとたくさんあります。

しかし、今回学んだことは基本的なものですが全て重要なことです。

少しでも褥瘡についての理解とケアにつなげられれば幸いです。